2017年度の日経アウォード各賞がついに決定!グランプリに「オムロン」、準グランプリに「伊藤忠商事」など!
日本企業が発行するアニュアルレポートを表彰する「日経アニュアルリポートアウォード」が今年も発表された。
第20回目の節目である2017年度は、グランプリにオムロン、準グランプリにアステラス製薬、伊藤忠商事、コニカミノルタ、大和ハウス工業が選ばれた。
2017年度日経アウォードの結果
日経アニュアルリポートアウォードは、日本企業の発行するアニュアルリポートの充実と普及を目的に日経新聞社が1998年から毎年開催している。
2017年度は過去最多(?)となる100件の応募に対し、グランプリ1社、準グランプリ4社、特別賞2社、優秀賞15社が選ばれた。
第20回日経アウォードの各賞は以下の通り。
グランプリ
オムロン
準グランプリ
アステラス製薬/伊藤忠商事/コニカミノルタ/大和ハウス工業
特別賞
三井化学/三菱UFJフィナンシャル・グループ
優秀賞
アサヒグループホールディングス/ANAホールディングス/MS&ADインシュアランスグループホールディングス/オリンパス/カゴメ/カプコン/住友化学/中外製薬/東京応化工業/東京海上ホールディングス/野村ホールディングス/ポーラ・オルビスホールディングス/丸井グループ/三井物産/三菱ケミカルホールディングス
アニュアルレポートとは?日経アウォードとは?
アニュアルリポートは、上場企業が主に国内外の機関投資家に向けて作成するもので、機関投資家が投資判断や企業分析する際の有力な情報源となっている。
近年では、企業側が機関投資家の便宜を図って、より分かりやすく、よりストーリー立てて編集・制作するようになってきており、読み応えのあるレポートが誕生するようになっている。
財務や事業の内容から、成長戦略、ガバナンス、CSRなどをコンパクトに収録することで、企業の持続的な成長を伝えている。
こうしたことから、国内外の機関投資家の活用が進んでいるほか、コンテンツ充実の結果として、個人投資家や従業員、学生などの幅広いステークホルダーに活用されつつあるという。
将来の従業員とも言える就活生や転職者にとっても、有用な企業分析ツールになっている。
日経アウォードの意義
アニュアルレポートの制作には、企業をめぐる膨大な情報を投資家目線で再構築、編集する必要があるため、日本語版を作るだけでも相当な労力と費用がかけられています。
実制作担当者であるIR担当などは、IRミーティングなど投資家との対話の材料としてアニュアルレポートを活用していますが、その「費用対効果」は必ずしも定かではありません。
日経アウォードは現役のアナリストやファンドマネージャーなどが審査員に名を連ね、外部評価を行ってくれることから、定点観測としてアニュアルレポートを審査に出す企業が多いようです。